婚活って「好きな人をつくる」ことだと誤解していませんか?
婚活をしている女性には「彼氏探し」をしているように見える人が実際に多いんです。
婚活は「結婚相手を見つける」ことで、彼氏探しとは少し違います。
恋愛と結婚は別物。
理想の彼氏=理想の旦那とは限らない。
上記のような言葉をきいたことはありませんか?
なるほど、と頭では理解してみても、本当のところは「彼氏ができなければ、結婚だってできないでしょう?」と思っているのではないでしょうか。
私はアラフォー女性の婚活には、激しい「恋愛感情」はいらないと考えています。
結婚への近道は結婚相談所などのお見合いだと思っているからです。
でも、結婚相談所やお見合いだと、燃えるような恋愛感情が起こりづらいのは事実です。
それでも幸せな結婚は可能なのでしょうか?
アラフォー女性は恋愛相手を探すのも一苦労
私が婚活をするにあたり真っ先に思いついたのは、友人に年頃の男性を紹介してもらうことでした。
「結婚したいなら、まず彼氏を見つけなくちゃ」と思っていたからです。
私も恋愛ありきで婚活しようと考えていました。
友人の協力もあって合コンに何度か参加することができましたが、残念ながら良い出会いはありませんでした。
そもそも合コン自体、参加者=アラフォー独身者を集めるのに一苦労です。
同じ年頃の男性は、もちろん女性も、既婚者が多いからです。
また、せっかく良い年頃で独身であっても、結婚にあまり乗り気でない人も混ざっていたりします。
結婚したいとは思っていないけど、合コンといった華やかなで楽しい場は好き、という人ですね。
私は合コンや飲み会といった場は苦手というか、夜遊び自体が苦手だったので、実りが期待できない合コンを重ねるのにすっかり疲れてしまいました。
また、苦労してゲットした彼氏であっても、結婚できるかというと100%ではないことも、婚活疲れを引き起こしていました。
私は確実に「結婚願望が高い男性」と出会いたいと考えるようになりました。
燃えるような恋愛感情がなくても幸せな結婚はできる!
結婚したいなら、彼氏や恋人ではなく、結婚相手を見つけた方が近道です。
あなたと同じように「結婚したい」と考えている男性と出会うことが、結婚への近道なんです。
ではどこへ行けばそういった結婚願望の高い男性と出会えるのでしょうか?
結婚したいと考えている男性が多くいる場所は、例えば結婚相談所ですよね。
でも、結婚相談所ときくと、拒否反応を示す方が多いんですよね。
恋愛結婚した私の両親ですらそうでした(娘はアラフォーだというのに!)
結婚相談所やお見合いだと、燃えるような恋愛感情が起こりづらいので、敬遠する気持ちもわかります。
「相手を好きにならなければ結婚できない」
「やっぱり、好きな人と結婚したい」
そういう不安や願望も理解できます。
恋におちてから、結婚を考えたいという気持ちもわかります。
でも婚活においては、恋愛感情がなくてもあまり問題はないんです。
理由その1:彼氏や恋人は必ず結婚相手にはなるとは限らない
燃えるような恋愛感情がお互いにあったとしても、相手が結婚をしたいと考えていなければ、結婚はできません。
恋愛=結婚ではないというのはそういうことです。
「彼が結婚を考えてくれてるのか不安」といった悩みが尽きないのは、恋愛=結婚ではないからです。
あなたが結婚したいなら、最初から結婚願望のある男性と出会う必要があります。
理由その2:好きという気持ちだけでは結婚できない
お互い結婚を意識していても、結婚できないという場合もあります。
結婚という将来を考えられない理由はいろいろあります。
- 相手が結婚を考えていない。
- あなたが相手との結婚を考えられない。(好きだけど無理)
- 相手家族とソリが合わない。逆もしかり。
- 金銭問題、女性問題など、結婚生活を送る上で不安がある。などなど。
上記のような理由は、交際の妨げにはなりません。
でも、結婚の妨げにはなります。
理由その3:日本の恋愛結婚至上主義の弊害
日本は戦前まではお見合い結婚が主流でした。
「戦前?また古いことを!」と馬鹿にしちゃいけませんよ?
そのおかげもあって、国民の95%は1度は結婚していたんです。
こういう社会でしたら、あなたもとっくに結婚していたでしょうね。
戦後は自分で相手を見つける、自由恋愛結婚が主流になりました。
恋に落ちた相手と結婚する。
ロマンチックだし、憧れますよね。
でも、恋愛が自由になると同時に、結婚するかどうかも自由になってしまいました。
「結婚前提で交際」という認識も薄らいでいます。
恋愛結婚を推していながら、恋愛では結婚できない状況もうみだしているんです。
もう一度言います。
恋愛=結婚ではありません。
逆にいえば、激しい恋愛感情がなくても、結婚はできるということです。
倖田やちよの体験談:私は結婚相談所で出会った男性と結婚しました
私はお見合い結婚です。
アラフォー婚活で結婚相談所へ入会して、3ヶ月後に今の主人と出会い、1年後に結婚しました。お見合いしてから何度かデートを重ねましたが、ここだけの話「面倒」で「億劫」でした。
恋愛感情があれば相手に夢中ですから、どんなに忙しくても合間をぬって恋人に会いたいと思うことでしょう。でも、主人に対しては「会いたくて仕方がない」というほどの激しい感情はありませんでした。
それでも、「結婚相手としては良いかも」という漠然とした想いはありました。
婚活をするにあたり、事前に決めていた”条件”に合致していたことも、主人と交際を続ける決め手となっています。理想の結婚を実現させるために相手に求めるものは何か、婚活を始める前にしっかり確認しておくことは大切です。
主人は恋愛にうとく、女性経験もあまりなく、女性をキュンとさせたりすることは苦手な不器用な人でした。
でも、頼れば支えてくれる、必要とすれば応えてくれる人でした。
主人と一緒にいると、私は穏やかでいられました。
頑張らなくていい、自分を飾る必要もない。
彼の前では自然体でいられる。
私は恋におちることなく、だんだん好きになっていったんです。
結果的に私は好きな人と結婚し、結婚して子どもが生まれてからも、主人のことが大好きです。
今では「この人でなければ私は結婚できなかった」とさえ思います。
お見合い結婚の離婚率は恋愛結婚より低い
激しい恋愛感情がないまま、結婚をするのに不安を感じることもあるでしょう。
”好き”という気持ちには、それだけで結婚へ至るパワーがあるものですから。
でも、”恋は盲目”といった言葉もあります。
好きなあまり、結婚相手としては問題があることがあっても、それを見ないで結婚まで突っ走ってしまうこともあるでしょう。
好きという気持ちにのぼせて相手を見誤ると、不幸な結果を招きかねません。
全国仲人連合会は離婚率について、下記のように発表しています。
- 恋愛結婚での離婚率 40%
- お見合い結婚での離婚率 10%
恋愛結婚をしたからといって幸せな結婚生活が送ることができるわけではない、ということです。
お見合い結婚では、好きという気持ちの前に、相手が自分の結婚相手としてふさわしいかどうかを判断することになります。
その上で結婚を前提としたお付き合いをしていくのです。
離婚率が低くなるのも当然です。
恋愛感情なしで結婚を決めてもよいのか?
恋愛感情がさほど盛り上がっていないのに、結婚を決めてしまってもいいの?と不安に思うのも当然です。
そういう時は、信頼のおける第三者の目で判断してもらうと、安心できますよ。
結婚相談所であれば、最初にカウンセラーさんの判断が入りますし、お見合いであれば仲人さんやご両親の判断が先に入るでしょう。
あなたが信頼している人から「彼なら大丈夫」「いい人だよ」と言ってもらえたら安心できますよね。
実は男を見る目がない、男運がない、と嘆く人にも、お見合い結婚がおすすめな理由はここにあります。
私も主人と交際3ヶ月で私の両親に会ってもらいました。
「彼ならばいいのではないか」という親のお墨付きをもらうことによって、その後も安心して交際することができました。
結婚とは恋愛のトキメキを求めるものではありません!
婚活をするということは、彼氏を作ることではありません。
結婚相手を見つけることです。
恋愛にとらわれていると、婚期がどんどん遅れていってしまうかもしれませんよ。
結婚相手は、相手も結婚したいと考えていることが大前提です。
また、結婚になんの障害もないことも大切です。
うまくいく結婚は、結婚するまでの過程もトントンといくものです。
大失恋してその1年後に別の方と結婚した。
なんて話もよく聞く話でしょう?
縁事というのはそういうものです。
結婚相手候補に対して恋愛感情がもてなくても大丈夫です。
一緒にいて楽しい、安心する、やすらぐ、尊敬できる。
そうした気持ちはいつしか愛情になります。
何十年と人生を共にしていく相手と、穏やかに愛情を育てていくのも、幸せだと思いませんか?
あなたは結婚がしたいのですか?
それとも恋愛がしたいのでしょうか?
今一度自分に問いかけてみてください。