「婚活市場に「普通の男性」はいない!」
婚活中の女性から、よくこんな嘆きの声がきかれます。
例えば、結婚相談所や婚活パーティにいる男性は、彼女たちからすると「普通の男性」ではないそうです。
では具体的に「普通の男性」とはどんな男性なのでしょうか。
本当に、婚活市場には結婚したいと思える「普通の男性」はいないのでしょうか。
婚活市場に普通の男性がいないのはなぜか
一般的に婚活市場は女性が余っていると言われています。
結婚しようと考えている男性がそもそも少ないんですね。
その理由としては色々あると思いますが、一番の問題は経済的な不安でしょう。
日々、生活していくのに精いっぱいで、家族をもつことなんて考えられないというのも無理はありません。
一方、女性は経済的な不安こそ、婚活する理由になるんですよね。
女性にとって結婚は、主婦になるにしろ、共働きをするにしろ、むしろ安定した生活を得るための手段なんです。
この差が、婚活市場での男女の人数バランスが崩れている理由の一つです。
それを踏まえて「普通の男性」です。
そもそも「普通の男性」ってどういう男性のことでしょうか?
あなたにとって普通でも、他の人にとっては普通ではないかもしれません。
知らないうちに高望みになってしまっていませんか?
そんな高望みしてるつもりはないんだけど・・・
本当にそうでしょうか?
イメージだけの普通の男性像
まずは、あなたがイメージする普通の男性像について確認してみましょう。
- 同じ年代であること(20代~40代)
- 四大卒
- 年収500万円以上
- 身長170cm以上の中肉中背
さらに、
- 清潔感があって
- ヒゲ・爪が整っており、当然鼻毛が出ておらず
- 常識的なマナーをわきまえており
- 目鼻立ちは「普通に」整っている
そしてさらに、
- できれば長男以外
「普通の男性」と言っておきながらも、これだけの条件が出てきました。
さて、この条件にすべてあてはまる、まだ未婚の男性はいったいどれくらいいるのでしょうか?
リアルな普通の男性像
2020年の調査で明らかになった各年代の平均年収のデータがあります。
それによると、
- 20代男性平均年収 371万円
- 30代男性平均年収 484万円
- 40代男性平均年収 573万円
(出展:doda https://doda.jp/guide/heikin/age/)
となっています。
地域を東京都に絞ると、
- 20代男性平均年収 379万円
- 30代男性平均年収 554万円
- 40代男性平均年収 717万円
となります。
20代男性に年収500万円を求めるのは難しくなることがわかります。
お隣の千葉県はというと、
- 20代男性平均年収 339万円
- 30代男性平均年収 461万円
- 40代男性平均年収 543万円
となり、30代男性でも年収500万に届かなくなります。
大阪府ではどうでしょうか。
- 20代男性平均年収 349万円
- 30代男性平均年収 483万円
- 40代男性平均年収 584万円
やはり、30代男性でも年収500万に届きません。
(出典:平均年収.jp https://heikinnenshu.jp/todofuken/tokyo.html)
年収だけでもこの通り、「普通の男性」でさらに未婚となると、もっと数は少なくなります。
そこに四大卒・身長170cm以上・長男以外と条件を付け足せば、その存在はますます希少となります。
あなたがイメージする「普通の男性」が婚活市場にいない理由、おわかりいただけたと思います。
普通の男性はモテる
上記のようなイメージ通りの「普通の男性」は、数が少ないだけでなく、結婚相手として「優良物件」なので、婚活市場では非常にモテます。
婚活するまでもなく引く手あまたなので、婚活市場にすら出てきません。
婚活市場に出てきたとしても、多くのライバル女性達と競うことになります。
あなたがイメージする「普通の男性」の実像は、実は多くの女性が憧れる魅力的な男性像なのです。
現実の普通の男性のスペックとは
年収については、イメージする「普通」と現実に大きな差があることがわかりました。
その他についてはどうでしょうか。
まず、身長についてですが、日本男性の平均身長は170cmなので、イメージどおりといえそうです。
四大卒以上は日本人男性の40%~50%を占めてはいますが、そうではない男性も半数以上いるということです。
四大卒かどうかに関しては、あまりこだわらない方がよさそうです。
また、年収については先ほど述べた通りですので、希望相手年収は400万円程度にすると、現実的な「普通」に近づきます。
そこへ付け加える条件としては、清潔感・常識的なマナーを加える程度にとどめておいた方が良さそうです。
話が面白い、みんなに好かれる、陽気で誰とでも話ができる、といったモテ要素を加えると、またライバルが増えてしまうからです。
恋愛経験はさほど多くなく、いわゆるモテないけれど、現実的な「普通の男性」なら婚活市場に大勢いますよ~!
現実的な「普通の男性」のスペックまとめ
- 年収は400万円
- 170cmくらい
- 学歴はこだわらない
- 清潔感・常識的なマナーは身についている
現実の普通の男性と結婚するために必要なこと
結婚相手に対して漠然としたイメージしかない人ほど、「普通の男性」を求めがちです。
でもイメージする「普通の男性」が「現実の普通の男性」と乖離してしまっているため、「婚活市場に普通の男性はいない」となってしまうんです。
まず一度、「普通の男性」から離れましょう。
そして、本当に自分に合った「理想の男性」はどんな男性なのか、見直してみましょう。
とはいえ、いきなりきかれても「自分に合った人がどんな人なのかわからない」ですよね。
私は婚活と転職は似てると思うんですけど、どちらも「自己分析が必要」なんです。
自分のことがわからないのに、どんな仕事が自分に合っているかとか、どんな人が自分に合っているかなんてわかりませんよね。
婚活ではまず、自分の理想の結婚像をイメージしてみてください。
転職する時も、将来どんな自分になりたいか、キャリアプランをたてますよね。それと同じです。
結婚して、どんな自分になりたいか、どんな生活を送りたいか、なるべく具体的にイメージします。
箇条書きにしてみてもいいですね。
私の場合は、
- 私が結婚することによって、家族・相手家族が幸せになる=みんな仲良し
- 実家から遠くない場所に住む=同県内・同路線上駅
- 今の仕事を辞めたいので年収600万
といった感じでした。年収はちょっと盛りました(笑)
次に、イメージした理想の結婚生活を叶えるためには、どんなことが必要か、条件を書きだしてみます。
こちらも実際に箇条書きにするといいですよ。
- 私が結婚することによって、家族・相手家族が幸せになる=みんな仲良し・なる早で家族に会わせる
- 実家から遠くない場所に住む=同県内・同路線上駅
- 今の仕事を辞めたいので年収600万=事前に年収がわかる結婚相談所を利用
相手に対する条件がより具体的になり、また必要項目を事前に知ることができる婚活方法を選ぶことができました。
さらに、その条件を叶えられる男性はどんな男性なのかイメージするんです。
- みんな仲良し=穏やかな男性
- 同県内=同県内に住んでる人
ここまでくると、身長とか顔とかは最低限でOK=生理的にOKなら許容範囲内!って気持ちになってきますよ。
それでさらに自分を選んでくれる男性ならもうウェルカム!ってね。
自分に合った結婚相手の知り方については、こちらの記事にまとめています。
合わせてお読みください。
「普通の男性」ではなく「あなたに合った男性」を探しましょう!
「普通の男性」と言ってしまうのって、「普通だったら周りから文句も言われないでしょう」という下心があるからでもあるんですよね。
「普通」であれば、必要以上にやっかまれることもないし、「普通」であれば「普通の自分」でも結婚できるだろうと。
でも、あなたが無意識にイメージしている「普通の男性」は普通の男性ではありません。
婚活市場ではモテモテの部類に入る、高嶺の花です。
婚活市場にもなかなか出てきません。
あなたが結婚したいのであれば、婚活において探すべきは「あなたの理想の結婚像を叶えてくれる男性」です。
「あなたの理想の結婚像を叶えてくれる男性」を探すということは、条件ありきの婚活になります。
「好きになったから結婚する」というのではありません。
大好きな人と結婚することが、私の理想!
という婚活女性も多くいますが、婚活においてはいばらの道です。
恋愛の延長線上に結婚があるというのは、恋愛至上主義が生み出した幻だからです。
このことについては次の記事に書きましたので、ご興味があればご一読ください。
これまで、恋愛しかしたことがない人が、条件ありきで結婚相手を探すというのはとても窮屈で、気持ちがついていかないものではあります。
でも、「恋愛と結婚は別物」だからこそ、恋愛経験がない人でも幸せな結婚ができるんですね。
好きになれそうな普通の男性は実は高嶺の花だということに早く気づいて、本当に自分を幸せにしてくれる理想の男性を見つけることが、結婚への近道ですよ!